© SawaSawa Photography

河津七滝にやってきました。

清流のほとりをてくてくてくてく歩いてゆきます。

きれいな紅葉でいっぱいです。

初景滝へ向かって歩いて行くと、あれ？！、、、　伊豆の踊り子？？

紅葉のきれいな河津七滝の細道に伊豆の踊り子。映画の中にいるような。

え、、これって夢？　でも撮らなきゃ！！

夢中でシャッターを切りました。ちょっとだけ立っていただいて撮らせてもいただきました。

伊豆の踊り子はゆっくりと頭をさげ、上品に歩いてゆきました。

SawaSawaは自分の顔のほっぺをつねりました。痛い！　夢ではないような。。。

今、こうして手元に写真がありますからね。

河津七滝の伊豆の踊り子でした。

撮影テクニック

[  ネオ一眼を使用した理由  ]

この日は中判フィルムカメラPENTAX 67の装備でしたので、大きな大きなジュラルミン製のカメラケースに大きな大きな三脚で、20㎏程度の機材をかついでおり、そこからカメラを組み立てるのはそれなりの時間がかかります。
こういった時は、超高倍率ズームレンズ付きの軽いネオ一眼（コンパクトデジカメですが、一眼レフのような形をしたカメラ）を首から下げ、絞り優先モード／A（絞り優先オート）にセットしておき、いつでも何でも速写できるようにしておきます。
これで超高倍率ズームレンズの超望遠で、野鳥を速写するこも可能になります。
この時は伊豆の踊り子さんがいたので、早速大活躍です。

[  絞り優先モードについて  ]

ネオ一眼を絞り優先モード（絞り優先オート）に常にセットしておくのは、写真は絞り（f 値）によって被写界深度（ピントの合う範囲）が変わってくる為に、絞りを調整することによって画面のボケ具合を調整できるようにしておく為です。

[  絞りと被写界深度ついて  ]

絞り（f 値）の数値を小さくすると被写界深度が浅くなり（ピントの合う範囲が狭くなり）、ピントの合っていない部分がよりボケるようになります。
絞り（f 値）の数値を大きくすると、被写界深度が深くなって（ピントの合う範囲が広くなって）、手前から奥までピントが合うようになります。

[  サーキュラーPL(C-PL)フィルターの使用について  ]

サーキュラーPLフィルター（オートフォーカス一眼レフ用円偏光フィルター）を使用して葉に反射している光を取り除き、紅葉がきれいに深い色で写るようにしています。
葉の表面に空などの光が反射してしまうと、葉が白っぽくなってしまいますので、それを取り除くのです。
このような効果は、この場合は葉の部分だけで起こりますので、画像処理ソフトであとから調整するわけにはいきません。

[  サーキュラーPL(C-PL)フィルター使用時の露出について  ]

サーキュラーPLフィルターを取り付けると、露出倍数が3倍～4倍程度かかります。
すなわち1.5EV～2EV程度（1.5段～2段程度）露出が暗くなってしまいますので、絞り（f 値）を1.5段～2段前後開ける（数値を小さくする）か、それともシャッタースピードを1.5段～2段前後遅くするか、またはISO感度を1.5段～2段前後上げるかのどれかをしなければなりません。

[  露出の決め方／絞り・シャッタースピード・ISO感度の決定  ]

今回のシャッタースピード1/40秒は、広角レンズでの撮影で手ぶれしないギリギリのシャッタースピードです。
完全に素人の方が撮影する場合は、広角レンズの場合に限りですが、1/80秒以上の速いシャッタースピードにすればたぶんですが手ぶれ写真にはならないでしょう。
（望遠レンズの場合はもっともっと手ぶれが起きやすくなりますので、もっと速いシャッタースピードが必要になります）

絞りは、ネオ一眼の場合、一眼レフカメラと同じ絞り値でもピントの合う範囲がかなり広い為、f 5.0に設定しています。
このカットの場合、伊豆の踊り子と紅葉にギリギリピントがくるくらいの絞り値にしています。

シャッター速度と絞り、両方とも上記の通りギリギリまで明るい値になってしまっているので、やむなくISO感度をISO250まで上げるしかありませんでした。
ISO感度を上げると、ネオ一眼の場合はコンデジ（コンパクトデジタルカメラ）とほとんど同じ大きさの画像センサー（CCDやCMOSセンサー／イメージセンサー／撮影素子）を使用しているので、画像センサーが非常に小さいことからかなり画質は悪くなります。

※露出の決定について詳しくは、「Photographer SawaSawaの写真教室」（現在作成中）で詳しく説明します。
※「Photographer SawaSawaの写真教室」のコーナーは現在作成中です。
しばらくお待ちください。

撮影データ

撮影日時：12月8日　AM11:18  （今年ではありません）

カメラ：FUJIFILM FinePix HS30EXR

レンズ：フジノン30倍ズームレンズ　4.2mm-126mm　F2.8-5.6（6mmで撮影）

撮影モード：A ／絞り優先モード

測光モード：マルチ

露出補正：± 0EV

シャッタースピード：1/40秒

絞り：f 5.0

ISO感度：250

ホワイトバランス：日陰

RAW設定：RAW+JPEG

フィルター：Kenko PLフィルター PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W）58mm

画像処理ソフト：Adobe Photoshop Lightroom 6（RAW現像ソフト）

画像処理のコツ（RAW現像ソフト処理データ）　ー Adobe Photoshop Lightroom 6 ー

 
　作成中

撮影スポット

〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本１１１２−７

●  駐車場は、大滝の近くの七滝茶屋やわさび園かどやのあたりの道の反対側上部に、無料駐車場があります。お手洗いはここにあります。

情報

●  なんか、「伊豆・天城路 河津秋まつり」の土日祝日とかに初景滝のあたりに伊豆の踊り子がでるみたいです。

「伊豆･河津温泉郷 河津町観光協会」のリンクから「伊豆・天城路 河津秋まつり」の詳細ページへ行って確認してみてください。

●  ～ないしょの話デスヨ！～

河津七滝での撮影を終えて駐車場へと歩いていたら、橋のところに軽のワゴン車が止まっていて、そこにさっきの伊豆の踊り子さんが乗っていました！！
見ちゃいました～、、、
伊豆の踊り子さん、夢中でスマホをいじっていました！
伊豆の踊り子もスマホやるんだ～

●  伊豆･河津温泉郷 河津町観光協会はこちら。

●  「河津町役場 KAWAZU TOWN」の河津七滝のページはこちら。

伊豆半島ジオパーク・ジオスポット情報　 ー Izu Peninsula Geopark ー

天城峠の約2㎞南東側に、登り尾という山があります。標高は1057mです。
この登り尾の南側斜面、標高700m付近で、約2万5千年前に大噴火が起きました。
そしてこの時、登リ尾南火山が誕生しました。
登リ尾南火山からは大量の溶岩流が流れ出し、登リ尾の斜面を約1500m流れ下りました。
その後その溶岩流は河津川を下り、谷を埋めながら約2000m流れました。
その後長い長い時を経て、溶岩流は水流による浸食作用によって滑らかな岩盤になりました。
そして岩盤には段差がいくつもでき、合計7つの滝になりました。
これが、今日の河津七滝です。
岩盤には、柱状節理というきれいな六角形の形をした柱状の岩がたくさん見られます。
時には五角形や七角形のものもあります。
柱状節理は、溶けた岩が冷えて固まる時に、体積が縮むことにより、角型の柱状に割れてできる芸術作品のような岩です。
柱状節理は滝の岩盤にたくさん見られ、特に出合滝のところはすごいです。
出合滝が見られる歩道の一番奥まで行くと、大滝の上の部分に到着できます。
ぜひ行ってみてくださいね。

●   「伊豆半島ジオパーク」の河津・七滝ジオサイトのページはこちら。

●  伊豆半島ジオパークはこちら。

●  伊豆半島ジオガイド協会はこちら。

●  小山真人研究室はこちら。

●  Related Link : Izu Peninsula Geopark

●  Related Link : Masato Koyama's Home Page - Shizuoka University

Photographer SawaSawa の Instagram は、コチラ  ↓ ↓
Instagram user name：photographer_sawasawa